日本人の口は「人糞より汚い」そして臭い
梅雨から夏、「におい」が気になる季節だ。ビジネスでも「悪臭」が相手に与える印象は非常にネガティブ。だが、人は自分の臭いには鈍感なもの。さらに、わかっていても対策が不完全な人も多い。『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(光文社新書)を出した内科医の桐村里紗氏は、「日本人はとにかく口臭のケアが足りず、臭い。口腔ケア後進国です」と指摘する ——。 超音波スケーラー ■日本人は、なぜ口が臭いのか 多くの日本人は、「自分たちは外国人と比べたら臭くない」と、思っている。 たしかに、腋臭(わきが)の割合は少ないので、体臭は比較的弱いと言えるかもしれない。 口腔内カメラ しかし、外国人からすれば、日本人の「口臭」が残念らしい。 自分のにおいは、自覚しにくいものだから、他人からの指摘は、素直に受け止めたい。 実際に、パナソニック株式会社の調査( 2017 年)によると、日本人同士でも、 72 %のビジネスパーソンが、「他人の口臭が気になったことがある」と回答している。また、 29 %は「他人に自分の口臭を指摘されたことがある」との厳しい状況に直面していた。 口臭の一番の原因は、口腔(こうくう)内環境の悪化だが、口腔内環境に「自信がある」人は、たった 27 %。現在のケアでは「十分にケアできていると思わない」という人は、 61 %だったという。 日本人の成人の 80 %は、なんらかの程度の歯周病だと報告されている現状である。しっかりケアを行いたい。 https://uraelo.tian.yam.com/posts/222507845