睡眠呼吸障害は男女とも高血圧に関連、糖尿病は女性のみ
研究の結果、睡眠時無呼吸は肥満ばかりでなく、睡眠日誌と加速度計で測定した客観的な短時間睡眠と関連することがわかった。また、睡眠呼吸障害は男女とも高血圧に関連しており、その重症度が高くなるにつれて関連度が高くなった。糖尿病に関しては、女性においてのみ関連しており、特に、閉経前の女性においては、中等症以上の睡眠呼吸障害があると糖尿病は28倍と、著明に多くなった。なお、肥満は男女ともに高血圧、糖尿病と関連していたが、客観的に測定した短時間睡眠は高血圧、糖尿病いずれにも関連が認められなかった。さらに、高血圧や糖尿病に対する肥満の関与は、睡眠呼吸障害により約20%間接的に媒介されており、性差が認められた。 超音波スケーラー用チップ
横断研究ではあるが、世界最大規模の参加者で、客観的な睡眠時間と睡眠呼吸障害、肥満の相互関連を調べた同研究から、短時間睡眠でなく、肥満と睡眠呼吸障害が高血圧、糖尿病と関連があり、しかもその関連の度合いに性差、閉経前後で相違がみられることが明らかとなった。研究グループは、現在第3期のながはまコホート事業として、今回の研究の対象者の5年後の睡眠時間や睡眠呼吸障害の程度、高血圧や糖尿病の状態などを調査中。このデータを用いて、睡眠時間や睡眠呼吸障害の本当の程度、あるいはそれらの変化が高血圧や糖尿病にもたらす影響を縦断的に解析し、因果関係について検討する予定としている。 歯科研磨機
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