医療スタッフと 活発に情報交換
同会の結成は、2012年。同病院の「摂食・嚥下障害看護」の認定看護師、歯科衛生士、管理栄養士、調理師のチームが、手術後の頭頸部がん患者などの「口から食べる力」を高めることを目的に、患者や家族に呼びかけた。当初は数人が集まる程度だったが、最近は中高年の女性を中心に毎回十数人が参加し、おしゃべりに花が咲く。 超音波スケーラー用チップ
「食事のことは、女性のほうが頑張れるようです。医療スタッフ主導で始めた会ですが、すっかり患者さん主体になってきました」と、歯科衛生士の長縄弥生さん(44)。
嚥下に重要なのは、食べ物の軟らかさ、消化の良さと、とろみ。同会では、とろろ、溶けるチーズ、納豆などを使った食材や調理の工夫について患者たちが報告し合う。病院の調理師は、入院患者に提供する嚥下食の試食をしてもらい、感想を聞いたりする。「味付け、苦み、のどのざらざら感など、感じ方は人それぞれで勉強になります」と調理師の滝沢幸二さん(49)。 歯科研磨機
認定看護師の八重樫裕さん(46)は「病院を退院されてからの患者さんの生活は、私たちは外来で尋ねる程度しか分からない。会で患者さんから聞く体験にいつも驚かされます」と話す。
「食のバリアフリー」テーマに公開シンポ
愛知県歯科衛生士会は3月18日午後1時半から、同病院の国際医学交流センターで「食のバリアフリー」をテーマにした県民公開シンポジウム(中日新聞社後援)を開く。病院や福祉施設のさまざまな取り組みの発表があり、荒井さんが「舌はなくても外食したい」、長縄さんが「新しい支援の試み」をテーマにそれぞれ話す。入場無料。
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