「やめたら終わり」……的確に継続することが歯磨きと筋トレの共通点
── 嶋田先生が考える「歯の健康の維持」と「筋トレ」の共通点についてお聞かせください。
嶋田 「やめたら終わり」です。維持でも、改善でも、進化でもいいんですが、とにかく「やめたら終わり」。終わりたくないのであればやり続けるしかないんです。理論と正しい方法を知って実践すれば、ゴールは近づいてくるということです。トレーニングも歯磨きも、やり方次第で無駄になってしまいます。 ホワイトニング機器
例えば筋トレでは、胸を鍛えたいのに、鍛え方のフォームが違っていると、肩ばっかり鍛えることになる。歯の場合は毎日ちゃんとした方法で歯を磨けば、虫歯にならず、歯ぐきの病気にもならず、健康な歯を維持できます。だから毎日やるわけです。そして、的確に磨く方法を覚える必要があります。歯並びの良い人はスムーズに磨けるけど、歯並びが悪い人は同じ方法ではスムーズには磨けない。そういう場合には違う道具を使う。本当に「歯磨き」と「筋トレ」は一緒なんです。 歯科根管治療用
── 継続の大切さは痛感しますが、それを患者さんに伝えて実践してもらうのは難しいのではないでしょうか。
嶋田 今から20年前、60歳の時に通い始めた患者さんがいるんですが、60歳の時のデータより80歳の今の方が歯の状態が良いんですよ。磨き方をちゃんと理解しているから。歯は他の器官と比べてあんまり老化しないんです。でも、小さい頃に「年をとれば入れ歯になる」のようなステレオタイプなお年寄りをイメージしてしまい、自分もそうなる、だから歯が悪くなってもおかしくないんだと勝手に思っている人が多いんです。
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