健康推進、草の根で食育

 また食塩削減には約3600人の健康推進員の存在が欠かせない。県内各地の公民館で減塩料理の講習会を開催。家庭に出向き味噌汁の塩分を測定した。こうした運動で県民の理解を進めた。現在は野菜摂取拡大に力を入れている。超音波スケーラー用チップ

 たばこや食塩など危険因子への対応は効果はある。これが長寿への直接的な要因とすれば、間接的な分野でも異彩を放っている。

 滋賀医科大の三浦教授が注目するのはボランティアへの参加率。滋賀は1位だ。特にまちづくりのための活動が盛んだ。「積極的に地域との関わりを持つことで生活習慣も良くなる」と指摘する。歯科研磨機

 スポーツへの参加も盛んだ。三浦教授は「日本一広い琵琶湖が真ん中にあり、周辺は公園も多く運動しやすい環境がある」とみる。

 他に何か滋賀ならではの秘密はないのか。見つけたのが近江八幡市に伝わる不老長寿の果実「ムベ」伝説だ。この地で天智天皇が健康的な老夫婦に出会った。夫婦は長寿の秘密としてある果物を差し出した。一口食べた天皇は「むべなるかな(もっともだ)」と発したと言い伝えだ。

 ムベはアケビ科の一種で秋に実がつく果物。「前出のむべ家」(近江八幡市)ではムベを原料にしたソーダ飲料やワイン、アメなどの加工品を販売している。

 さらにこんなデータに出くわした。人口10万人当たりの飲食店数だ。滋賀は46位。店が少ない。ただ裏返せば家庭でバランスの良い食事をする機会が多いことになる。結果として健康につながるわけだ。

 男性だけではない。女性の平均寿命も伸び、15年は4位だ。衛生科学センターの井下所長は「男女とも長寿日本一になるのも夢ではない」とみる。県では「環境要因が長寿にどう関係するのか、滋賀大学に分析してもらっている」(健康寿命推進課)。5月上旬にまとめ、ホームページで公開する計画だ。

 禁煙し、食塩と脂肪の取り過ぎに注意する。そして適度な運動。言うは易(やす)く行うは難しだが、滋賀に住んでいるのを機に実践したいものだ。

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