失われた体 精緻に再現 エピテーゼ手掛ける田村さん 特別賞受賞

 生まれつきや病気、事故などで体の一部を失った人が、体の表面に取り付けて外見の回復を図ることができる人工ボディー「エピテーゼ」を手掛ける田村雅美さん(35)=群馬県甘楽町=が、全国の女性起業家によるビジネスプランコンテスト「ウーマンズビジネスグランプリ」の決勝ファイナルに出場し、特別賞を受賞した。田村さんは「受賞をきっかけに、より多くの方にエピテーゼの情報を届けたい」と話している。歯科技工用技工機器

 グランプリは、品川区立武蔵小山創業支援センター(東京・品川)などが主催し、女性の起業活動を応援している。7回目の今回は、全国各地の78人が応募した。歯科レントゲン

 田村さんは2005年に渡米した際、戦争で体の一部を失った元兵士が人工ボディーを使って前向きに生きる姿に出会い、「手術以外でも人は回復することができる」と衝撃を受けた。帰国後、歯科技工士として働いていたが、友人が乳がんで乳房を失ったことがきっかけとなり、「選択肢の一つとして当事者の方にエピテーゼを伝えていきたい」と起業を決意した。

 昨年1月、エピテーゼを手掛ける「エピテみやび」を立ち上げた。シリコン製で、肌の色や血管など見た目が本物そっくりのエピテーゼを製作し、乳房や指を失った人、性同一性障害がある人へのサポートに力を入れる。「まずは触って身近に感じてもらいたい」との思いから、富岡市の富岡製糸場にちなんでシリコン製のカイコのマスコットをアート関連の展示会に出品するなどして、多方面で情報発信に取り組んでいる。

 田村さんは「付け外しのできるエピテーゼを、眼鏡やウィッグ(かつら)のようにおしゃれ感覚で気軽に使ってもらいたい。生活を楽しむための選択肢の一つになればうれしい」と話している。

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