「虫歯になった部分を高速タービンなどの歯科機器で削ってしまうと、歯の表面を覆う『エナメル質』の部分に『マイクロクラック』という小さなヒビが無数に入ります
このヒビから、エナメル質とその下にある『象牙質』の間に菌が入り込み、そこに溜まりやすくなる。それにより、歯の外側からではなく内側から虫歯になってしまうことがあるのです。 超音波スケーラー用チップ
こうなると、その虫歯をさらに削って詰め物を入れても、歯の内部に菌が残ってしまい、詰め物の下で虫歯菌が繁殖してしまうことになります」
小峰氏によれば、現在の歯科医院での治療体制も、「削る治療」が、虫歯をさらに悪化させるひとつの要因となっているという。 歯科研磨機
「虫歯を削った後、患部をむき出しの状態でうがいをさせる歯科医がいます。しかし、歯科ユニットから水が出てくるチューブには、比較的綺麗とされるフッ素コートのものでも10万以上の細菌がいると言われている。
削った歯を、そのまま菌だらけの水でうがいさせるというのは、ケガをした体でドブ川を泳がせるようなものです。
私が診たなかに、かつてこんな経験をした60代の男性の患者さんがいました。子供の頃から虫歯になったことがなかったけれど、あるとき歯垢を取ってもらおうと普段とは別の歯科医院に行った。
すると、『虫歯がある。削ったほうがいい』と言われ、そのまま歯を削られたのです。しかしその後、同じ場所に何度も虫歯ができるようになり、さらにはそこから虫歯が広がっていってしまった。歯を削ったことを後悔していました」(小峰氏)
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