EBMにおける「科学的根拠」以外の要素 「医療者の技術・経験を含む専門性」
EBMが我が国に取り入れられるようになる以前は、治療方針は医師の経験や勘によって決定され、患者はそれに無条件に従うという状況でした(少しオーバーな表現ですが...。)。そして、その反省からEBMが広まった経緯があるため、EBMは医師個人の臨床経験などの専門性を否定するものである、という誤解が生じてしまいました。しかし、EBMにおいて「医療者の技術・経験を含む専門性」は重要な一つの要素になっています。 超音波スケーラー用チップ
つまり、治療方針を決定するためのプロセスにおいて、医療者は科学的根拠を提示するという単なる情報提供者だけの役割にとどまるのではありません。ましては、科学的根拠を振りかざしたり押し付けたりすることが医療者の役割では決してありません。 歯科研磨機
EBMにおいて医療者に課せられた任務は、科学的根拠を判断材料として、「臨床試験の状況・環境」を見極め、後述する「患者の意向・行動(価値観)」にも配慮しながら、患者とともに治療方針をきめていく「共同作業者」「パートナー」といったところになります。
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