昔から、学校や家庭では「食べたらすぐ歯を磨け」と教えられてきた。しかし、『歯はみがいてはいけない』の著者で、竹屋町森歯科クリニック院長の森昭歯科医師によると、食後すぐに歯を磨くことが、必ずしもいいとは言えないという。 歯科レントゲン 「食後すぐ食べカスを取るのはいいのですが、歯を磨いてしまうと、せっかくの唾液を流してしまいます。唾液には、食事によって酸性に傾いた口の中を中性に戻し、食事によって溶けた歯の成分を補う再石灰化の作用があります。ですから、食後 30 分ぐらいは、そのままにしておいたほうがいいのです。食後は歯ブラシで磨かなくても、舌で歯をなめれば、歯の表面の汚れはかなり取れます」 家庭用・歯科用超音波スケーラー 実は、毎日食後に歯をみがいているのに、虫歯や歯周病で歯科医院を受診する患者が少なくない。歯をみがきすぎると、歯の表面のエナメル質が薄くなり、虫歯菌に弱くなるからだ。 とくに、年を取ると歯ぐきが下がり、エナメル質に覆われていない歯の下の象牙質の部分が露出しやすくなる。そのため、歯を磨きすぎると歯が削れ、プラーク(歯垢)がたまりやすくなり、歯周病にもなりやすいという。森歯科医師が説明する。 「歯ブラシで 95 %以上のプラークを取るのに、 5 時間以上磨く必要があったという研究もあります。実は、プラークをしっかり取るには、歯の表面だけを磨くより、フロス(糸ようじなど)や歯間ブラシなどを使って、歯と歯の間を掃除するほうが大切なのです。ですから食後は、歯と歯の間の食べカスを取ることを意識して、歯を掃除してほしいのです」 https://latte.la/blog/100235503
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