広がる「産科混合病棟」 少子化、空きベッドに一般患者
少子化の影響で、産科が婦人科や内科などの診療科と病棟を共有する「産科混合病棟」が全国で広がっている。出産数の減少で発生した空きベッドを病院側が埋めようとするためだ。お産や産後ケアを専門とする助産師が、産婦と他科の患者を同時に受け持つケースも急増しており、出産環境の質の低下や院内感染の危険性を懸念する声が上がっている。(貝原加奈) 超音波スケーラー用チップ
「食事や排せつの介助が必要な患者の世話が増えている。終末期の患者の看護もあり、常に優先順位をつけて動かないといけない」 歯科研磨機
姫路赤十字病院(兵庫県姫路市)にある産科混合病棟の助産師2人が、病棟の厳しい現状を訴えた。
同病院の産科混合病棟は、産婦人科と内科、小児科からなる。女性のみの50床で、認知症高齢者の急性期患者や、子宮がん患者ら術後のケアが必要な人までさまざまな患者が入院する。産婦を待たせてしまうこともあるといい、助産師は「プロとしてもっと丁寧にお産に携わりたい」と本音を語る。
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