感染症になる恐れもあるため

 津田院長は、閉経後に不正出血を認め、エコーや内膜細胞診などを行った370例を調査し、子宮体がんに対する感度(がんを見逃さず、がんと診断する確率)はエコーも内膜細胞診も同等であることを突き止め、2005年に論文発表した。世界的にも同様の報告がある。超音波スケーラー用チップ

「エコーも万能ではないが、最大限に活用することで、不要な内膜細胞診は減らせる。現在、内膜細胞診を実施されている閉経後女性のかなりの人は、細胞診が不要なのではないでしょうか」(同)歯科研磨機

 それだけに近年、更年期症状や更年期障害の治療を目的としたホルモン補充療法(HRT)前にも内膜細胞診を必須とする『ホルモン補充療法ガイドライン』に疑問を呈する。

「症状もないのにHRTを受ける患者さん全員に内膜細胞診を必須とするのは過剰医療のように思います。前述の『産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編』とも矛盾すると考えます」(同)


 子宮体がんの診断には内膜細胞診は重要な検査ではあるが、感染症になる恐れもあるため、実施理由については担当医に確認するのはどうだろう。

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