目の中にコンタクトレンズ27枚、手術の日まで気づかず
Q コンタクトがまぶたに入るという話はよく聞きます。これは、なぜ起こるのでしょうか?
コンタクトがズレてまぶたの裏に入ってしまう大きな原因は、フィッティングが合っていないこととドライアイです。眼球の表面にある角膜のカーブ(曲率半径)にちゃんと合ったコンタクトを装着することが大切です。カーブだけでなく涙の量など様々な要素がありますので、定期的に眼の検査をうけ、きちんとフィットしているか調べていただければと思います。 エアーコンプレッサー
また、コンタクトをしたまま寝ることは大きなリスクです。睡眠中は涙が少なくなりますので、コンタクトが乾いてズレやすくなり、まぶたの裏に張り付きやすくなります。さらに角膜に傷がつきやすくもなりますので、個人的に患者さんには「コンタクトしたまま寝るくらいなら徹夜で起きてた方がまだ良いくらい」と説明しています。
角膜(車でいうとフロントガラス)に傷がつけば当然視力障害の原因になりますし、傷から感染が起きれば視力回復不能になるリスクもあります。実際にコンタクトの不適切な扱いによるアカントアメーバ感染などが増加しています。角膜の表面にはバイ菌を防ぐ「上皮」があるのですが、そこに傷がつくと感染が起きやすくなってしまいます。
ちなみに、良く「コンタクトレンズがずれると、眼球の裏にいってしまうのでは」と心配される患者さんがいるのですが、眼の構造上、そうしたことはありえません。
Q 今回の記事のような事態を防ぐために、どのようなことに気を付ければよいでしょうか?
当然ですが、コンタクトは毎晩、寝る前に外すこと。そして、外したコンタクトを確認することです。
いつのまにかどこかに外れてしまって、どこに行ったか分からない場合は、自覚症状が乏しくても眼科を受診して確認してもらった方がよいと思います。
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